この記事は Mackerel Advent Calendar 2023 の12月1日の記事です。トップバッターいただきます。
お前誰よ
Mackerel チームでエンジニアリングマネージャーをやっている id:onk です。最近は特に OpenTelemetry 対応を進めているチームのそばにいます。
今日の話
個人で Mackerel をどう使っているかの一部をチラ見せします。
まずはこのダッシュボードを見てくれ。
リモートワークになってから快適に暮らすために、気温、室温、二酸化炭素濃度、気圧なんかを測って投稿している。二酸化炭素濃度が上がるとアラートを鳴らして換気するなどのアクションを取りたいし、気圧が急激に下がるときは頭痛ーるのようにアラートを投げたい。というわけで Nature Remo や Netatmo を利用して測定しています。
測っている値は 3 年前から特に変わっていないんだけど、その間にダッシュボード側が進化したのでそれぞれ紹介していく。
数値ウィジェットのトレンド表示
僕は数値ウィジェットの隣にグラフを置いて「上がっているか下がっているか」を把握しやすいようにというダッシュボードを作っていたんだけれど、数値ウィジェット単体でも把握しやすくなった。
数値ウィジェット内に「↑」「↓」が表示されるようになったので、グラフと並べずに、数値だけで上昇傾向か下降傾向かを判断し得る。例えばこうして上段に数値ウィジェットだけをまとめて、高さ当たりの情報量を増やすことが可能かもしれない。
この機能は はてなリモートインターンシップ2023 で id:laminne さん id:ucciqun さんが開発してくれました。メンターを担当した id:mds_boy さん id:rmatsuoka さん、機能を提案した id:heleeen さん、デザインした id:issan883 さん、お疲れさまです!
数値ウィジェットのフォーマットルール
ダッシュボードを一目見ただけで健康かどうかを把握したい。二酸化炭素濃度は分かりやすくアラートの基準としているので、そのものズバリで Critical な見た目になるようにしました。
ダッシュボードを見たときに「オッ」となるので便利です。業務でもアラートが鳴る -> ダッシュボードを見る -> ヤバいところが目立っている、という体験ができます。
id:azukiazusa さん id:inommm さん id:issan883 さん id:mechairoi さん、機能を提案した id:arthur-1 さん、お疲れさまです!
グラフウィジェットの縦軸固定
気圧のグラフですが、気圧は 990hPa〜1030hPa ぐらいの値を取るため、何も工夫せずにグラフにすると、増減がまったく分からないグラフになります。
これを避けるために offset(..., -1000)
して表示していました。-990 ぐらいにしておかないと台風の日なんかにマイナスになるんですが、グラフの縦軸の数字の分かりやすさを優先してしまった。。
グラフ縦軸固定機能が入ったので、offset
で頑張らなくても自然に表示できるようになりました。
id:arthur-1 さん id:yohfee さん、お疲れさまです!
実務では、このように足切りしたいようなグラフや、稀にスパイクが起きるようなグラフで使って貰うと良いのかなと思います。上限を遙かに突破されると、しばらく変化が見づらくなるので。
より直感的なダッシュボードに育てる
このように、カスタムダッシュボードには色んな機能が最近 (今日紹介したのはそれぞれ今年開発されたものです) 増えているので、より直感的に把握できるダッシュボードになるようカスタマイズしてみてください。
Mackerel Advent Calendar 2023、明日 2 日目は id:rmatsuoka さんです。
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